「筋肉つけるのマジで無理」もうコンプレックスとか気にせず今のままでいいじゃんって話




桜舞い散り梅雨が来る。

ボケーっとしてたら夏間近。

 

30代ももう半ば。

ポッコリお腹が目立つ歳。

 

だけど老化に抗いたい。

正にアンチエイジング。

 

私服OKのデスクワーク会社。

同僚のデブを見てたら、何故か無性にイライラして「あんなデブにはなりたくない」と焦って始めたダイエット。

とにかく走って食事制限をし、20キロ痩せたから、ついでにムキムキにもなりたくて1年間色々やって改めて悟ったことがある。

 

筋肉つけるのマジ無理。

 

減量する。

プロテインを摂る。

アミノ酸も摂る。

 

でもつかない。

筋肉全然つかない。

 

腹が割れない。

腕が太くならない。

厚い胸板なんて夢のまた夢。

 

んでやるだけやって、また悟った。

必要最低限の努力をしてるんなら、あとはもう「コンプレックスとか気にせず今のままでいいじゃん」って。

そもそも筋トレが苦手過ぎる

そもそも「筋トレが苦手」という自覚は昔からあった気がする。

小学校低学年のころ、ヴェルディのビスマルクに憧れ、地元サッカークラブの練習で空気椅子をさせられるも即脱落。

高学年からは野球を始め、地肩を鍛えるために腕立てをするも10回で力尽き、チームメイトに嘲笑される日々。

 

あと2秒が我慢できない。

あと1回が上がらない。

 

「俺は筋肉が弱い・・・」

当然スポーツが嫌いになる。

 

転機は中学生のころ。

当時はジャンプ黄金時代で、超爆発的な人気を誇っていた一つの作品に出逢う。

そう、誰もが胸を熱くした井上雄彦先生が描くSLAMDUNK(スラムダンク)だ。

それまでバスケはしたことなかったが、正に「バスケがしたいです」状態。

 

僕は湘北のガス欠エース(流川)を反面教師に「バスケは心肺機能で決まるスポーツだ!」と分析していた。

だから毎日10キロ走った。気づけば学校主催のマラソン大会は陸上部の長距離部員より速いスタミナバカになる。

 

「レギュラーを取るために・・・」

とにかく必死で走りまくる毎日。

 

しかし、与えられたポジションはセンター。

スラムダンクで言えば、ゴリや丸ゴリや高砂が任せられる位置で、身長とパワーを必要とする厳しいポジション。

 

確かに僕は身長は高い方だ(182センチ)

だけど体重は52キロしかなかった。

 

心肺機能で勝てるがパワーで勝てない。

リバウンドなんて取れるワケがない。

いつもスクリーンアウトという場所取り合戦に身を投げ出し、ゴツいゴリラ体系の連中に競り負ける毎日。

内心「相撲を取るためにバスケ始めたワケじゃね~んだよ」と思いつつも、非力な自分を呪い筋トレをするが全く筋肉はつかない。

 

そこで指針となる選手を見つけた。

海南のピュアシューター・神宗一郎だ。

なぜ彼を指針にしたのか?それは彼も僕と同じくヒョロヒョロだったからだ(189センチの71キロ)

 

そしてもう一つ大きな理由がある。

そう、彼は努力の天才でもあった。

1日500本のシュート練習を欠かさず、全国2位の海南のレギュラーとなり、神奈川ベスト5人(ファイブ)に選ばれ、なおかつ得点王にまでのし上がったプレイヤー。

(ちなみにイケメンランキングでも個人的には流川、藤間、沢北、負けん気の強い越野を差し置いて神が1番じゃないかと思っている)

 

神をロールモデルにしてからは、筋力に対するコンプレックスは無くなった。

更なる心肺機能向上を目指し、練習もただ一人マスク装着で取り組み、気づけば誰よりも長くタフにコートを走り回れるようになっていた。

 

掴んだレギュラーの座。

副キャプテンを任され背番号は「6」。そして改めて監督から与えられたポジションはシューティングガード(SG)。

正に神宗一郎と同じで「バスケは筋肉だけじゃねー」と証明できたような気がして、嬉しくてしょうがなかった。

 

筋肉がつかない原因は生まれつきかもしれない

かと言って、筋肉に対する憧れが無くなったかといえば全くそうではない。

僕のスーパーヒーローは今も昔も、ラスト5秒の逆転ファイター・キン肉マンだ。

 

キン肉バスター

キン肉ドライバー

マッスルドッキング

 

憧れどころか筋肉マンになりたかった。

(もちろんケンシロウも例外ではない)

 

しかしよくよく考えると、僕が筋肉がつかない原因は「生まれつきかもしれない」という疑念が子供のころからあった。

 

理由は僕が生まれつきの漏斗胸だからだ。

あまり聞き慣れない言葉と感じる人もいるかもしれないけど、ざっくり言うと、胸のあたりが若干くぼんだように見える体系(軽度だけど)

確率的には、1000人に1人の割合で持って生まれる身体的特徴らしい(知らない人はググってくれると嬉しい)

いわゆる、漏斗胸の人は下っ腹が出やすく筋肉がつきにくい、と一般的には言われている。

 

この試練は子供心に相当キツかった。

小学校のプール授業、しょっちゅう体を触られ「変な胸ぇ」と無邪気な言葉を浴びせられたし(子供は残酷だ)

中学生では組体操、周りの男子がたくましい体をさらけ出してるのに、どうしても目線が気になって集中できない。

 

正にコンプレックス。

強気を装ってたけど「普通の体と違う」という思いや周りの目線に、上手く言葉にできないが「申し訳なさ」みたいなものも感じていた。

 

しかし大人になってからは違った。

漏斗胸を気にすることは減った。

 

理由は人との出逢い。

そう、それは付き合ってきた女性の話で、僕は今まで付き合ってきた人に今更ながら恵まれていたのでは?と感じることがある。

「〇〇って漏斗胸なんだ」とか言われることはもちろん、腕枕を催促されることも今まで一度も無かった。

 

気づいてなかったのか?

それとも知らなかったのか?

いや・・・それは無いと思うが、とにかく男の見栄を傷つけないデキた女性との出逢いが多くメチャクチャ救われていた。

それどころか「俺ガリガリだけど◯◯嫌じゃないの?」と聞いても「今時の女子はマッチョは嫌いだよ」と答えてくれたこともあった。

 

これにはいつも救われていた。

男は女の前ではカッコつけてたい生き物だ。

本当はピチピチのTシャツや胸板が強調されるタンクトップを着て「俺は肉体派で男らしい」と言わんばかりに街を闊歩したい。

だけど僕が付き合ってきた女性は典型的な気の強い九州女子で、態度がデカイ男を良しとするような人達ではなかった。

(ちなみに福岡女子の「何しようと?」は県外の人が想像するほど可愛いイントネーションではないということも付け加えておく)

 

まぁ少し話が脱線してしまったけど

ひとまず漏斗胸は筋肉がつきにくいというのは事実で、20代のころに激しいトレーニングもしたが成果はまるで得られなかった。

だけど生まれ持った境遇を恨んだことは一度も無いし、触れない優しさで接してくれた色んな人の気遣いに感謝してる。

 

だけどダイエットに終わりは無い

でもいくら漏斗胸が太りにくいからって、好き勝手に飲み食いしてゴロゴロしてたら太る。というか太った。

まぁ腕とか足は細いんだけど、お腹は出てくるし顔パンパンになるし、むしろ普通のデブよりタチが悪い。

 

まさに隠れ肥満。

男として最低の体形。

「絶対に太らない体質」とか自信満々に思ってたけど、本当「お腹が出てくるのよ」っていう森高千里の一説を痛感。

 

んでダイエットスタート。

「ちょっと走れば楽勝」とか思ってた。

 

でも痩せない。

なかなか絞れない。

明らかに、基礎代謝&体力が落ちてて、痩せる以前に痩せるための体づくりから始める必要があった。

 

走る。

走る。

とにかく走る。

30代なって何度もダイエットに挑戦してきたけど、言い訳ばかりで自分を裏切ってきたから一心不乱に走りまくった。

やる気・天気・体調とか一切関係なし。痩せるというより、自分の腐った性根を叩き潰す目的で走る毎日。

 

結果20キロ痩せた。

体形が変わって着れる服も増えた。

多少女子にもモテるようになった。

 

でも本当の勝負は痩せてからだった。

少しでも気を緩めると即リバウンド。

もう既に「漏斗胸は太らない神話」は完全崩壊してて、ようやく「痩せるんじゃなくて習慣を変えることが本当のダイエット」だということに気づく。

 

だから止めない。

というか止められない。

もう筋肉つかないのは身に染みて分かったし、健康でバランスの良い体をキープするためにもダイエットに終わりはない。

 

コンプレックスなんか気にしなくてOK

痩せて相談を受けることが増えた。

内容は全て同じで「どうすればダイエットって成功するの?」という質問。

で細かく話を聞くと、みんな何かしらのコンプレックスを抱えて生きてる。

 

お腹が出てるとか、下半身が太いとか、半袖が着れないとか、人には言えないコンプレックスだらけ。

でも根っこにある本心は全く別物で、モテたいとか、彼氏を見返したいとか、もうそんな理由ばっかり。

 

コンプレックスという名の欲望。

 

でも当たり前の話、生まれ持ったものを簡単に変えることはできない。

確かに努力は大切なんだけど、どうにもならないことはたくさんある。

 

それが僕の場合は漏斗胸と筋肉だった。

 

そして誰でも1つは持ってると思う。

生まれつき絶対に変えられないもの。

それでも欲望を叶えたいなら、もう割り切って自分が産まれ持ったものを長所として伸ばしていくしかない。

 

ブスなら愛想よくする。

ハゲなら笑いに変える。

今自分が抱えているコンプレックスの扱い方を変えるだけで、目の前に広がる景色は驚くほど変わる。

 

本当コンプレックスなんて気にしなくてOK。









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